千葉県松戸市常盤平のピアノ教室です🎹
小学校高学年の生徒さん、ついに9度(ドから1オクターブ上のレ)まで届くようになりました。
やったね!
背はまだまだ私より10センチ以上お小さいですが、手のリーチはもう私と変わりません。
「もう私と変わらないね!」
と声掛けしたら、とても驚いていました(笑)。
実は私も9度の手なのです。長く大きくみえるようですが、9度なんです😅
引っ掛ければ10度届かなくもないですが、演奏という実践投入は無理ですので、9度までしか開かない手です。
ホームページ「レッスン概要欄」で少し触れておりますが、当教室では小さなお子さんには手の形を強要することは避けています。
音色が良くないと判断した場合はこの限りではなく、早めに軽く矯正をかけることもございますが、なるべく1オクターブ届くようになるまでは口うるさく指摘しないようにしております。
一見日本の伝統的なピアノ指導と反対の方針のように見えるかもしれませんが、科学的エビデンスに基づいた判断です。
というのも、子どもの骨の先端には骨が伸びていくための「骨端線」という軟骨部があります。
ここは非常にデリケートで、成長期に強い圧迫やストレスが持続的にかかると、骨の正常な発達が阻害され、大きく伸びなくなることが医学的に分かっています。
また本来、手の成長には指を曲げる筋肉(屈筋)と伸ばして広げる筋肉(伸筋)がバランス良く育つ必要があるのですが、「手を丸く」を強要すると屈筋ばかりに過度な緊張が強いられ、手のひらの筋肉が硬くなって柔軟性が失われます。
筋肉が硬く縮こまってしまうと、手の骨格を外側に押し広げるような「手のひらのストレッチ」が自然に行われなくなり、結果として「手のひらの横幅が狭く、小さな手」のまま成長が止まってしまう原因になるのです。
先輩・後輩にこの典型例のような手の持ち主を何人も見てきたので、私はとても納得がいく理屈です。
※これは少々ピアノ教育界のタブーでもあるので、反感を抱く同業者の方もいらっしゃるかもしれません。確固たる信念をお持ちの方はどうぞスルーなさってくださいませ。m(__)m
さて、では当教室では具体的にどう指導しているかと申しますと、
🐣音楽性を優先する
→お子さんの出す音色に「伸び」がある場合は、音色重視で育てていきます。
指がバタバタして音色に力みや雑音が入りがちだったり、手首が踊って安定しない場合は少しずつ矯正をかけることもございます。
🐣指の付け根の筋肉の発達具合に注目する
→10歳前後で指の付け根の筋肉が発達してきます。
じっくり育てて自然に1オクターブ届くようになるのもこの時期です。
ここを目安として、技術向上を望む生徒さんには16分音符の高速処理を課題にする等、指先を丸くして打鍵をコントロールする術を経験的に学んでもらい、手のフォームを一気に矯正します。
🐣そもそも手ばかりでなく読譜力や想像力も育てる
→読譜力が育っていれば、どのような手の動きが必要とされているか読み取ることが出来ます。
音色に対する想像力が育っていれば、いちいち手元を見ずとも、音色から自分が今どのようなフォームになっているかを感じ取ることができるようになります。
以上のようなアプローチを行っております。
尚、このアプローチは幼児~小学校低学年で学び始めたお子さんの場合、おおよそ「5カ年計画」となりますので、長い目で見守っていただけますと幸いです。
蛇足になりますが、稀に天性のバランス感覚に恵まれて矯正をほとんど必要としないお子さんもいらっしゃいます。
音色にしろバランス感覚にしろ、ご自分が生まれ持った「ギフト」を大切に育てていってもらえたら嬉しいです。
全力でサポートさせていただきます。(*^^*)
